金沢大学 血液内科・呼吸器内科(クリクラ):一言お願いします(12)
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【病棟医長の新企画:一言お願いします(12)】
先日、「最近は一言シリーズが全然更新されていませんね」という、うれしいクレームをいただきました。実は、夏季休暇突入後、そのままになっていました。すみません。
9月に入り、東病棟6階にも大きな変化がありました。
また、当科での初期研修目的で、9月に内藤暢茂先生(呼吸器内科)、10月から奥村健一朗先生(血液内科・呼吸器内科に3ヵ月間の予定)、11月から田中良男先生(血液内科)・島孝佑先生(血液内科)が加わり、再びにぎやかさを取り戻しました。
さて、実は春のクリクラシリーズで予告しておきながら、掲載がすっかり遅れてしまったメッセージがあります。
最近5年生から、「血液内科・呼吸器内科のクリクラはどんな感じですか」 という問い合わせも時々ありますので、今日こそはご紹介したいと思います。
大変お待たせしました。島田さん、一言お願いします。
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血液内科クリニカルクラークシップを終えて(第3ターム)
島田 摩耶
第1、2タームですでに回っていた同級生からの評判通り、血液内科のクリクラはとても充実していて、楽しかった!と心から言えます。
その理由はいくつかありますが、やはり何よりも、望めば何でも勉強できる、「完全オーダーメイド」であるということです。
主に月、水、金の朝から行われるクリクラミーティングで出たふとした疑問や、先生からこれは勉強した方がいいと教わった事項を、各自次のミーティングまでに勉強し、みんなで共有する、というもので、自分の抱いた疑問を中心に勉強できるので、やっていてすごく楽しいし、わかった時の達成感があります。
またそれを発表することで、プレゼンの練習にもなるし、まとめのプリントをつくることでわかりやすいレジュメをつくる特訓にもなります。
さらに自分の発表に対する先生からのフィードバックや学生から出た質問で、もっともっと追究することができます。
第3タームでは、末梢血液像、骨髄像の読み方をみんなで学びました。お忙しい中、山崎宏人先生がスライドを作って下さり、それを元に勉強し、実際の標本を見るという風に進みました。まだまだ難しいですが、以前よりはかなり読めるようになったのではないかと思います。
病棟では私は患者さんを2人担当させて頂いたのですが、主治医の先生方が議論を交わす時間を作って下さり、といってもほぼ教えて頂く場でしたが、時に検査値の根拠を一緒に考えたり、自分の考えを聞いて下さることがあり、主治医グループの一員であるという実感が持て、気が引き締まり、責任感もうまれました。
どの先生に質問しても必ず、質問以上のことが返ってきてとても勉強になりますし、血液内科に限らず呼吸器内科の先生も質問に対し詳しく、わかりやすく教えて下さいました。
また教授自ら論文の読み方講座を開いて下さったり、教室全体で教育体制が整っており、学生が学ぶのにすごくいい環境です。
このようにたくさんの良いことがある3内のクリクラは自信を持っておすすめできます!
いろんな面で、自分が少しでも成長できた、と感じられるクリクラは最高だと思います。
ただ1つ心残りとしては、これは自分の責任であり、自分の反省なのですが、第3タームということで、マッチング試験の準備で完全にクリクラに集中できなかったことです。
もっとたくさんの疑問に対して勉強したかった、できれば第1か2タームに選んでもっともっと打ち込みたかったと少し悔やまれる思いでいます。
ただ、第3タームだからといって十分に学べないというわけでは決してなく、自分次第でどんな時間にすることも出来ると思います。
要は自分次第、「完全オーダーメイド」です。
第3内科の先生方、本当にお世話になりました。ありがとうございました。
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島田さん、どうもありがとうございました。そして、せっかく早くにメッセージをいただいていたのに、病棟医長(私のこと)の怠慢で掲載が遅くなって申し訳ありませんでした。
6年生の皆さんは、今日が卒業試験の最終日だったのかな。それぞれの進路目指して頑張ってください。
次回は、今回の写真を撮ってくれた井美君です。乞うご期待。
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【リンク】
研修医の広場(金沢大学第三内科) ← 当科での研修の様子をご覧いただけます。
投稿者:血液内科・呼吸器内科at 06:47| 研修医の広場 | コメント(0)